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@ 赤ちゃん誕生
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J ありがとう…
K 終わりのない闇
L ともだち
M 編集後記
◆◇◆
その後…わたし
◇◆◇
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♣ 良太UTop
♣ 慢性ショックhome

(no.7) 母子寮の生活
母子寮入所案内の葉書と手荷物を持って良太(当時、生後4ヶ月)を抱えるといざ出発。母
子寮へ引っ越した。布団を部屋に運び込むと引っ越し完了。家電製品・家具はもちろんのこ
と、テレビさえなかったためなのか、あっけなく終わった。(フゥ〜)

母子寮を見たのは今日が始めてです。第一印象は、凄いところに引っ越してきた。建物は
新築、庭は野球が出来るくらいの広さ (校庭?)。入り口には、職員が6・7人くらい詰めて
いました。そして、その入り口でスリッパに履き替える。長い?廊下を歩いていくと、私と良
太の1階の部屋に着く。部屋の中は6畳の畳の部屋が2つ、台所も5畳くらいかな?私と
良太だけで暮らすにはもったいないくらいの広さがあった。もちろんベランダも広かった。
私にとっては最高級品の部屋でした。では、お風呂は?というと、家庭用のお風呂よりも、
ちょっと広め、小型版の銭湯のようでした。つまり、共同です。

嬉しいことはまだ続きました。母子寮入居と共に生活保護のお金もおりました。私の場合は
月6万円でした。家賃代は0円、支払いは公共料金のみ。そして、良太にとって必要な物か
ら購入していくと、生活費は2万円位。残りの一週間ともなると、結構…苦しかった。
その反面、この環境が…つまり 『働かなくともお金が入る。』 という生活リズムに、どっぷり
つかってしまうことがとても恐ろしく感じた。(こんなことを思うのは私だけ…?)

母子寮に入居して3ヶ月が過ぎると、何となく生活のリズムができあがった。
ホッとするのと同時に良太の成長がとても眩しかった。寝返りが出来た。お座りが出来た。
ハイハイが出来る。行きたいところへ行ける。触れたいものに触れられる。見たいものが見
られる。大人の目から見ると、当たり前のことなのに、1つ1つの出来事に目をキラキラと輝
かせて、真剣に取り組む。そして、得意げな笑顔を私にプレゼントしてくれた。
その姿勢こそが “生きる” ということなのかも…。改めて、良太から学んだような気がしま
した。また、好き嫌いもなく、おいしそうに何でも食べてくれた。(ウレシイ〜)
そんな良太の成長を見守りながら、その場で足踏みを繰り返している私がいる。そんな思
いもちらほらと…。
『このままでいいのか? 良太は日々成長している。それなのに私は貯金すらも出来ない。も
し出来たとしても生活保護 (保険・貯蓄はダメと言われていた) を受けている限り…してはい
けない。ならば私は本当にこれで良いのか?』 そんな疑問符がいつも頭の中で飛び交うよう
になった。不安が増幅する日々を過ごしていると “やっぱり仕事がしたい” と強く望むように
なる。そんなある日、1人で悩むよりも寮長に相談をしてみようと思い事務室に駆け込んだ。
「仕事がしたいのですが…」と、話し出すと、「ここでは子供が1歳にならないと働けないよ。」
と、相談するまもなく寮長の言葉が返ってきた。

また、この頃になると、母子寮全体を見渡せるようになり、女性特有? の嫌な面をかいまみ
るようにもなった。(ミタクナ〜イ) たった一つの大きな屋根に包まれて、みんなで生活を送っ
ているのに嫌がらせや陰口が無くなることはなかった。(ナゼダァ〜)

もう一つ、なんとなく疑問に思っていることがありました。
当時、2階に住んでいた各家庭は母子寮を建て直す以前から住んでいたようです。つまり、
古株ですね。私が入所して間もない頃、2階の一番奥の家庭を訪ねたときのことです。
この日は暑い夏の日でした。ドアが開くと、ひんやりと冷たい風が吹いてきた。『エアコン?』
と思いながら、その心地良い風に吹かれていると部屋の中も見えました。家電製品や家具
類は新品がずらーと並んでいた。(超豪華?) 2階に住んでいる人たちは全員こんな生活をし
ているんだ。すごいなぁと思った。
ところが、2階の廊下を歩いていると、一件の部屋は窓が全開でした。何気なく視線を向け
ると今見てきた部屋とは大違い、家電製品は使い込んだもの、そして扇風機が回っていた。
『どうしてこんなにも違うの?』 と、疑問を抱えて部屋に戻った。

そんなある日、この寮に住んでいる女の人から聞いた話では、
「母子寮に住んでいれば、仕事をしていても生活保護のお金を受けられるよ。家賃代が無い
から、1ヶ月の収入が一気に高収入になるよ。それに、正社員だからボーナスも入るし…い
いよね。」 と、笑みを浮かべながら教えてくれた。また、あの一世帯だけは、受けていない、
とのことでした。この話を聞いて、一生懸命に生きている人は損?そんな思いもよぎった。
(でも違うよね、損…なんて言葉、変だよね。だって、一生懸命に生きているんだもん)

また、噂話を広めているのも古株の中の1人(?)、そして寮の中も仕切っていた。不思議なこ
とに、その人の子供も…子供の世界を仕切っているように、私の目には写った。
(まさに親は子どもの鏡?)

色々な情報が私の耳にも入るようになってきた今日この頃。しかし、私は噂話に花を咲かせ
ることが出来ず、はじめから避けた態度を取っていた。つまり、女性が集まって話が盛り上が
っている仲間には入らず、挨拶のみの接し方をしていたのです。
そんなある日のこと、今度のターゲットは私らしい。ありもしない私の話が、あちらこちらから
囁かれるようになり私の耳にまで届いた。(ほんとよく広がります…)

(no.8) 敵の中に飛び込む?
最近、私に対する、みんなの態度が変わりました。変によそよそしくなった。
(挨拶の言葉を投げかけても、目線は私に向けず目を合わさないようにしている。態度)
なんとなく、気にはなっていましたが、あまり気にしないようにしていた。そんなときに、いつ
もの彼女が私の部屋に訪れた。
彼女との付き合いがなぜ始まったのか覚えてはいないのですが、私の場合は基本的には、
自分から友達を作らない。でも、寄ってくる者は拒まず…(過去の体験は人を変えてしまう?)
その彼女の話では、「貴方の話が流れているわ、男に色目を使って色々な事をしてもらって
いる、物を買ってもらったり。数人の男がいる…イヤらしいわね。だってよ」 という。「えっそう
なの。そんな事をしていないのにね。もしも、いたらこんな処にはいないわよね。」 と、大笑い
をしながら、彼女との会話が続いた。彼女の話を聞いていると、私に対するみんなの態度の
変化がわかったようにも思えた。でも、この時点では見守ることにしました。
(火のないところには煙は立たない?…ウソダ〜たってるジャン)

ところが、暫くすると、話の内容はどんどんエスカレートしていった。このまま黙っているわけ
にはいかない。そんな思いに包まれた。以前の私ならば、自ら何とかしよう、そんなことを考
たこともなかった。でも今の私には守るべき者がいる。その思いは私を変えた。(母は強?)

噂の発信元は誰なのか、すでに見当は付いていました。
この夜、良太が眠りについた後に、自分に気合いを入れると、ラジカセを抱えて彼女の部屋
を目指した。心臓は飛び出しそう足はガクガク、こんな私を彼女に悟られまいと呼吸を整えな
がら、彼女の部屋にたどり着いた。ドアが開くと、挨拶を交わしてすぐに本題に入った。
「陰で私のことを色々いっている様だけど、私は陰口を言うことも聞くことも嫌いなの。だから、
今いって欲しいの。テープに録音してみんなに流してあげるから、その方が貴方の手間も省
けていいでしょ。どうぞ。」 と、話しを始めると、私の緊張はほどけて冷静に話を進めることが
出来た。そして、ラジカセを彼女の前に出すと、彼女は吃驚したような顔をして、
「えっ、言っていないよ。」 と、必死に打ち消し始めた。でも…なぜか、「ごめんね。嫌な気分
にさせてしまって、でも私は言っていないよ。」と、繰り返した。そして彼女の否定の言葉が続
きました。この間、約1時間位の時を刻んだ。彼女の話を聞きながら、私は良太のことが気に
なった。そのため引き上げる準備を始めた、
「じゃあ、いいのね録音しなくとも。私に言うことがあれば、今のうちに言ってね、そのまま放
送で流してあげるから…、」と、確認をとった。すると彼女は 「本当にごめんなさいね。」と、
何度も丁寧に謝っていた。彼女に挨拶をして私は部屋に戻った。

次の日から、私に関しての話は耳に届かなくなった。
また、彼女の態度にも変化が表れた。笑顔を振りまきながら、彼女の方から挨拶の言葉が
飛んでくる様になる。(???フシギ〜) もちろん、みんなの態度も元に戻りました…??。

最近の私は母子寮の生活が嫌になりつつあった。



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