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暴力(DV・児童虐待・虐め) /逃げられない8つの理由-⑤

⑤マインド・コントロール

『マインド・コントロール』という言葉は、
       “オウム真理教の事件” で多くの方が知った言葉と思います。

  「外部との接触を遮断し、同じメッセージを繰り返す」ことによって、
  「強者と弱者、支配者と被支配者」の関係を築いた。・・・オウム真理教。

■この流れを無意識に行っているのは『家庭内』や『施設内』など、第三者が介入できない場所

 にて行われている。また縦社会が根強い日本では、以外にも・・多い・・かも知れませんね。

家庭で男性が「お前がこう言ったから、俺は殴るんだ」
      「あんなことを言わなければ、俺は殴らないのに」と、

この言葉の流れは、妻に責任を負わせて強い者、弱い者の関係を築く
恐怖から支配された妻は「夫とは、当然そういうことをするものだ」と、思い込んでしまう。

これは「ストックホルム・シンドローム」という、中国の強制収容所で研究された方法。
支配者が支配される人をマインド・コントロールしているのです。

すると、支配された人たちは支配者と、
まるで同じ考えを持ってしまったり、または支配者を保護するようになる。

これは一種の催眠状態、今まで生きてきた普通の人間関係というものから外れたところで、
ぼうっと、して生きるようになる。

ヒドイDVに遭っている人やカルトに入っている人は、
表情がない、険しい顔なのに感情の起伏がない、能面みたいな顔になってしまう。

能面みたいな顔

能面みたいな顔とは、自分の意思が消えてしまう事・・じゃないかと思います。

どんな時に・・? 能面のような顔になってしまうのか・・と・・、
振り返ってみると、2パターンがあるように思います。

■1つには、恐怖によって、心や意思を奪われてしまった時。
 つまり、恐怖から自分を護るために、考える事を止めて従う道を選んでしまう。

 そして、恐怖が繰り返される事(強者)によって、
 支配されてしまった者(弱者)は・・・逃げ出すという行為すら考えられなくなる。

    表情って『心が語る言葉』だと思う。失いたくない・・ですね。

■もう一つ、には大切なものを失ってしまったときに・・・起こる。
 力のマインド・コントロールではなく、失った事への恐怖から・・能面になる。

実話

私は・・、能面になったことがあります。しかも2つともです。

暴力を振るう家庭で暮らしていたとき、
相手の出方(考え)を伺うために、邪魔な自分の感情を捨てた。

子供の頃は、逃げることなど考えられず、ただ、息を殺し気配を消すことに集中した。
大人になると『怒らせないように・・』と必死になりながら『もう子供じゃない、逃げることが出来る』と、まず自分に言い聞かせる事から始まり、逃げられるチャンスを見極めていた。

もう一つは、子供がこの世を去ったとき・・、自分でも驚くほどに変化していた。
“泣いてばかりいるのはダメ”、“死んだ子供の話をしてもダメ”、などと本来ならば、1番しなければならない行為に自ら封印、すると、失う事への恐怖よりも自分ばかりを責めていた。

『なぜ、自分だけが生きているのか』『私が生きているから、死んだんだ』とか、
全ての出来事は自分に責任がある、と、責め続けて、自分の価値観を完全に消失させた。

そんなあるとき、鏡を覗き込んだ自分のに「あなたは誰?」と、問いかけていた。
鏡に映る顔は、『自分が知っている自分の顔とは、全くの別人』だったからです。

その顔は、能面の仮面を付けた白髪の老人でした。
この顔が自分だと認めるまでに、数十分掛かったことを今でも覚えています。(^▽^)

   『能面の顔って、心の闇を物語っている』のかも知れませんね。

気をつけましょう、
自分を見失わないように、マインド・コントロールされないように、ねっ

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